企業価値について考え出すと組織間のサイロを感じずにはいられない
ここ最近、外部機関による表彰ネタが続きますね。
そろそろ日経アニュアルレポートアワードの結果も出ることでしょう。
そこで今回はそのなかで企業価値向上に関する表彰を取り上げていきたいと思います。
元ネタはJPXが主催する企業価値向上表彰です。
やや情報鮮度が古くなってますが、他の方のブログでも取り上げられています。
表彰に関する詳細などについては上記をご参考いただければ十分かと思います。
ここで自分の分析結果とか言ってもあんまり意味ないしね。
とはいえ、同じ業界の隅っこにいる分際で少し自分の意見を・・・。
財務情報における企業価値、
非財務情報を包含する企業価値
IR部署とCSR部署双方との折衝経験がある自分としては、この定義付けでつまづくことが多いです。
というのが、企業価値を財務情報を軸とした定義とするか、非財務も含めた包括的な定義とするかが議論の焦点となります。
特にCSR部署のかたは、自身の関わっている業務に関連するので、非財務も含めてほしいという気持ちとプライドは重々わかります。
また、最近では統合報告書につながる論点として、従来の伝統的な財務情報だけでは適正な企業価値を測定することはできない、なんてことも言われています。
まぁここで筆者が言いたいことは次の一点です。
企業内で企業価値の共通言語化できてる?
割と「あるある」な話かと思いますが、これを組織間で共有できてる企業ってどれだけあるんだろう?
ここで共通言語を持たないまま、話が進んでしまうと後々かなり痛い目を見ることにもなります。
筆者自身、別にアカデミックな人間でもないため、厳密な定義がされなければ議論を進めるべきはないというわけではないんですが、困る場面が出てくることも様々です。
偉い人同士でこういう話ってしないのかな?
現場(下っ端)レベルでは、お互い考えが柔軟だったりするとこの手の話は進みやすい感じがしています。
しかし、偉い人同士になると途端に意見が硬直化して、まったく話が進まない状態になるケースもいくつか見てきました。
このケースの結論が出るときは、組織内のパワーバランスかカネを出す出さないという主導権争いによって導きだされていきます。
組織間のサイロを感じる瞬間ですね。
というわけで、いきなりは難しいけど考えていきたいこととしては、
執行役員様、部長様へ
偉い大学教授の話を聞いて納得する振りよりも、隣の部署ともうちょっと話してみたら?
ということを投げかけて本日は終わりたいと思います。
相変わらずなにが言いたかったのかよくわからないままですがご容赦ください。
ご精読いただきましてありがとうございました☆